Technical capabilities千代田イー・エムの技術開発力

プラスα提案への、飽くなき挑戦

千代田イー・エムでは、お客様のニーズに合わせた完全オーダーメードの機械装置をお客様と一緒にゼロから創り上げます。
ご依頼内容の達成だけでなく、当社の技術者の挑戦によるプラスαの提案でお応えします。

許容幅 径約22mm までの進化

タックラベル製造販売の株式会社岩田レーベルとラベル貼り機の千代田イー・エムの技術の粋が詰まった、「バイアルプロテクトパック(VVP)」。

これは、注射剤容器にロット番号などを印字したラベルを貼り付けるための製品で、バイアル瓶を入れた樹脂製コップに熱で縮む性質のラベルを巻き付けた後、ラベルを熱収縮させることによって全体を覆うものです。

この製品の特長は、バイアル瓶にラベルを貼り付けるという元来の役割だけでなく、バイアル瓶の破損防止・UVカットによる内用液の保護などの付加機能を持っている点で、医療業界などで広く採用されています。

VPPの開発当時、当社には既に1990年代からの20年以上に渡るラベル貼り機の製造実績があり、時代のニーズを可能にする技術力を持っていました。
この技術をもとに共同開発を始めましたが、加熱によるラベルの収縮率と、ラベルを貼る製品の径の大きさとのせめぎ合い。
従来1台の設備で貼付け可能な製品径の許容幅は15mm程度でしたが、現在は22mm以上の大きさまで対応可能となっています。
これは、まだ誰も創り出していないものへのあくなき挑戦がもたらした結果です。

生産効率20% アップ

自動車のタイヤを留めるハブボルトの焼入機の改良依頼。お客様の依頼目的は「FA 化によるコスト削減」でした。

1 箱につき3,750 本ものハブボルトを焼入機に投入する動力を人力から自動化することで、人件費の削減を見込んだご依頼でしたが、そこに製造効率アップというメリットを上乗せさせることに当社は成功しました。

従来ハブボルト2 本の投入に6 秒かかっていたものを5 秒にまで短縮。その後、さらに5 秒で4 本の投入も可能にしました。

生産効率の向上を始めとする、千代田イー・エムが挑む『プラスαの提案』の成功は、お客様からの期待と要求の向上につながります。
当社では、これが技術者魂に火をつけ、新たな可能性に挑戦する原動力となります。
このサイクルの繰り返しが技術の進化につながり、お客様への最適な答えを導きくための力となっています。

処理時間を24 分の1 まで短縮

自動車のエンジンに使われるピストンは、金属を成形し、表面加工を施す数多くの工程を経て製造されます。

この工程をインライン化(一貫生産)することができれば、タイムラグを減らし、より効率的に部品を製造することが可能となります。

当社が請け負ったのはピストン頂面のアルマイト処理装置。
それ以前は複数個のピストンを並べてバッチで処理をしていましたが、インライン化実現のためには、1 個ずつを短時間で処理加工する必要がありました。

アルマイト処理を短時間で行うためには部品にかける電流を高めればよいのですが、高電流で熱が発生してしまうと製品の品質を落としてしまうという問題がありました。
そこで当社は加工を施したいピストンを高速回転させ、表面に処理液を噴射するという方法を考案しました。高速回転による冷却効果は従来の数十倍にもなり、従来の24 倍の電流をかけても熱の発生を最小限に抑えることができました。

24 倍の電流をかけられるということは、処理にかかる時間はその逆数、すなわち24 分の1 に短縮されることを意味します。
さらにプラスα。設備の小型化にも取り組み、設備に要する床面積を12 分の1 まで縮小しました。これはお客様の求めていた目標である3 分の1 を大きく上回る成功でした。